大きなたこ焼きにかぶりついている、豹柄の洋服を着たおばちゃんのイラストの描かれたのぼりは、大阪のご当地グルメであるたこやきを販売しているお店に立てられていたもので、まさに大阪らしいデザインだなと思いました。これは以前、兵庫県で行われていた全国のご当地グルメの祭典に行ってきたときの出来事です。その祭典では、北は北海道、南は沖縄までの全国の選りすぐりのご当地グルメが集められていて、各地域からの出場者がそろってお店を出していました。


そこには、自分たちの地域のグルメを知っていただこうと、それに一生懸命になっている方々が大勢いらっしゃり、地元地域の活性化を願っておられることがよく伝わってくるものでした。そんな中で、グルメ以外にも注目していたポイントは、各店に立てられていたのぼりです。小さなテントの下でお店が並んでいたのですが、その1つ1つのお店の前には、それぞれのグルメの名前を書いたのぼりが立てられていて、それにも地域ならではの特徴を持ったデザインがあり、見ているだけでも十分に楽しかったです。前述した大阪のたこ焼きであったり、熊本県のご当地グルメののぼりには今流行りの熊のゆるキャラが描かれていたり、その他にも、なみえ焼きそば、シロコロホルモン焼き、かきお好み、八幡せんべい汁と、テレビでも見たことのあるようなお店ののぼりがたくさんありました。これらののぼりや、ご当地グルメを販売されている方々を見比べていると、どの地域が1番に良いなんて言い切ることができず、そのどれもに魅力を感じることができました。


もちろんグルメ祭典のため、のぼりを見ているだけではなく、いくつかの料理をいただいたのですが、ただ単に味が美味しいというだけではなく、その地域の方々の想いが詰まっているものでありました。こうして私は、兵庫県という1つの土地に行っただけで、全国のご当地グルメを味わうことができ、さらにその地域愛というものも感じることができました。全国の想いの詰まったのぼりは、今でも鮮明に思い返せるほど印象に残っていて、私もこのように自分の住む地域に愛情を注ぎたいなと思いました。ご当地グルメを味わおうと足を運んだ祭典でしたが、胃だけではなく、心も満たされた私は、とても幸せな気持ちでいっぱいになり、次に行われるときにもぜひ行ってみたいと思っています。また、そのときにはこれらののぼりを写真にも収めたいなと考えています。